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2017年7月6日

Ads.txt: クリーンで透明性の高いデジタル広告エコシステムへの取り組み

John Murphy Headshot - Ads.txt: クリーンで透明性の高いデジタル広告エコシステムへの取り組み

John Murphy (ジョン・マーフィー)
ヴァイスプレジデント マーケットプレイス クオリティ

6月27日、IAB Tech Labは、裁定取引広告在庫やドメインのなりすましを撲滅する取り組みの一環として、最終的なads.txt仕様を発表しました。このテキストファイルの標準化によって、バイヤーは、特定のソースからの在庫がドメインの所有者によって販売認可されたものかどうかを簡単にチェックできるようになりました。IABがこの情報を発表した後、中間にあたるパブリッシャー、バイヤー、テクノロジープロバイダーは、ads.txtをいつ、どのように採用するのか、あるいは、そもそも採用するべきなのかどうかを検討してきました。

こちらの観点から見ると、デジタル広告マーケットプレイスの透明性を高める上で、間違いなくads.txtは有効な手段だと言えます。

OpenXは、ads.txtイニシアチブだけでなく、プログラマティック広告からのドメインのなりすましや虚偽の広告在庫を排除する取り組みを完全サポートしています。ドメインのなりすましは、品質に関する問題として再び浮上し始めています。サーバー間接続の急増に伴い、リクエスト時にドメインの検証を複雑化してしまう事も原因の一つです。ドメインのなりすましによって在庫の評価が下がるのは、プレミアムパブリッシャーにとって頭の痛い問題ですが、ads.txtを使用すれば、比較的簡単に在庫を表示する認定業者を明示し、CPMを保護することができます。バイヤーは、ads.txtを活用することで、購入する在庫が認定販売者からのものであり、最終的に確信を持って入札できるという安心を得ることができるのです。

マーケットプレイスクオリティのソリューションが成功するカギを握るのは幅広い普及です。ドメインベースの入札が簡易であるため、パブリッシャーの同意なしに、複雑な商流の中で広告在庫が何度も売り買いされ不明瞭となっているのです。ソースが一つ侵害されれば、エコシステム全体になりすまし在庫が広がる危険性があります。だからこそ、業界全体が結束し、ads.txtを成功させるべきなのです。このため、ads.txtについて理解し、どのような役割を果たすかを把握するためにも、業界全体が協力してリソースを提供する必要があります。当社は、この標準を採用し、取引するプレミアムパブリッシャーにも導入を推奨しています。

ads.txtは、モバイルアプリの在庫やシンジケート化コンテンツには対応していませんが、パブリッシャーやバイヤーがこの取り組みに参加しない理由にはなりません。現在、単体でドメインのなりすましを完全に解決できるソリューションは存在しません。業界の企業全体で協力し、在庫を守り、広告収入が悪徳業者や詐欺師の手に渡らないようにするため、安全性の高い方法を考案する必要があります。ads.txtのイニシアチブが勢いを増し、業界をクリーンに保つ方法が広がれば、これらのプログラムの成功が、デジタル広告の未来を計る重要な指標になることでしょう。